@article{oai:nagoya-wu.repo.nii.ac.jp:00001773, author = {柏瀬, 愛子 and カシワセ, アイコ}, journal = {名古屋女子大学紀要. 人文・社会編, Journal of Nagoya Women's University. Humanities・social science}, month = {Mar}, note = {P(論文), "ピアノの学習をするといえば,年齢の如何を問わず直接楽器に触れなんらかの音出し(曲を弾く)をすることだと思いがちである.しかも年々早期教育が叫ばれ,鍵盤操作をするのに一番関与する手掌の骨格発達が未熟な子どもたちまで習いに来るケースが多くなっている.四肢,並びに手,指の機能発達.実践を踏まえた上での演奏技術向上のための指訓練などについては,本学紀用第35号(人文・社会編)で詳しく報告した.その析りに,指訓練の1方法として御木本澄子先生が考案されたトレーニング・ボードがあることに触れたが,詳しいことは紙面の都合で割愛した.本文は,このトレーニング・ボードについて,作られるに至った理由を始め,使用法や扱い上の諸注意,どんな手に訓練をしたらよいのかなど,くるみ音楽教室の生徒に試みてきた実践例を考察しながら詳しく述べるものである.比較的短期間に効果を上げた例や失敗例は,今後の指導のあり方を検討するのに役立つものである.ボードでの訓練は,手が小さいなど身体発達上のトラブル解消はもちろん,早期より無理な練習を強いられ,手に悪い癖を持ってしまい,その癖がなかなか直せない場合の矯正など利用価値は高い.年少者のピアノ学習は豊かな音楽性を願うもので,芸術家の養成ではない.従って学習内容は,リズム遊びを中心とし感覚の育成と読譜する力を十分に育んだのち,弾く楽しさを知らせ自発的な練習がされるように導きたい.決して気負ったレッスンをしてはならない.年長者となり自覚が出てきたら,自分に欠けているものを発見し,進んで訓練に励む気持ちを培って行きたい.なお,将来教員を目指す人たちにとって,優れた技術の習得は大切なことである.よいとされることは進んで学び,効果を上げてもらいたい.練習に励めばボードの効果は大きい.来年度の器楽授業のカリキュラムに是非ボード学習を取入れ,手に癖を持つ学生に使わせ,顕著な効果を上げてもらいたいと思う."}, pages = {103--112}, title = {ピアノ演奏の基礎フォーム : トレーニング・ボードの使用 (Part2)}, volume = {36}, year = {1990} }