@article{oai:nagoya-wu.repo.nii.ac.jp:00002160, author = {竹内, 若子 and 高橋, 平八郎 and タケウチ, ワカコ and タカハシ, ヘイハチロウ}, journal = {名古屋女子大学紀要. 家政・自然編, Journal of Nagoya Women's University. Home economics・natural science}, month = {Mar}, note = {P(論文), "植物性食品材料には,広くポリフェノールオキシダーゼ(以下PPOと略す)が存在するまた食品材村中に多量に存在する,クロロゲン酸やフラボノイド等のポリフェノール類はPPOによる酵素的褐炭反応の重要な基質となり,食品加工や調理の面からも問題視されているポリフェノール類の生合成系には水酸化反応等の酵素活性が存在し,その結果として高等植物に普遍的に存在する最終代謝産物としてのクロロゲン酸やリグニン,あるいは植物性色素としてのフラボノイド類などが生成する これらの成分のあるものは病傷害等において酸化反応により褐炭を引き起こす また,フェニルプロパノイド代謝系の律速酵素としてのPhenylalanine ammonia lyase はポリフェノール化合物生合成に関与する初期の段階で誘導合成され,活性が高まることが認められている モノフェノールからジフェノールヘの水酸化に関連して,ButtらはフダンソウのPPOがL-ァスコルビン酸等の電子供与体の存在下で水酸化酵素活性をもつことを示し,本酵素がクロロゲン酸やフラホノイド等に含まれるカフェイン酸成分の生合成に関与すると主張した.これに対し,Dukeらはtentoxinを用いた実験でポリフェノール成分の生合成に対するPPOの関与を否定し,PPOとは別のヒドロキシラーゼ活性によると強調しているが,一般にはPPOはポリフェノールのキノンヘの酸化とモノフェノールからジフェノールヘの水酸化の両反応を触媒してポリフェノール成分の生成に与るとされている しかしながら,このポリフェノールの生成とPPO活性との相関性については,まだ明暗には解明されていない.我々は,黒緑豆(mung bean)実生中の各器官に複数存在するPPOのアイソザイムを等電点電気泳動法により分離し,これらの酵素とポリフェノール成分生成との関係についての知見を得るために器官別,また経時的に両者の変動を追跡し,PPOアイソサイムのうち,ポリフェノール成分の生合成に直接関与するものについて解析することを目的としてこの実験を行った."}, pages = {51--57}, title = {黒緑豆(Vigna mungo)実生の成長に伴う器官別ポリフェノールオキシダーゼの変動}, volume = {38}, year = {1992} }