@article{oai:nagoya-wu.repo.nii.ac.jp:00004357, author = {山本, 忠}, issue = {66}, journal = {名古屋女子大学紀要. 家政・自然編, 人文・社会編, Journal of Nagoya Women's University. Home economics・natural science humanities・social science}, month = {Mar}, note = {40022193529, 「数学的な考え方」に関する数学教育史としての論考である。数学的な考え方は一般的、普 遍的な概念として、昭和31年告示の高等学校学習指導要領で初めて提示された。しかし、それ には世界的な算数・数学教育現代化の潮流の基に導入された現代数学的な考え方、すなわち、 集合の考え、構造の考えを指向する現代数学的な考え方を含めるようになった。その結果、現 代化によって数学的な考え方の研究や実践が活発になった。しかし、その後現代化が退潮した のに伴い、数学的な考え方の研究も少なくなった。本稿では片桐重男の示した数学的な考え方 についての先行研究のまとめを統計的に再分析して、現代化の影響を再検討した。その結果、 現代化で強調された数学的な考え方のとらえ方は、現代化を指向する先行研究に共通しており、 教育現場での数学的な考え方のとらえ方も共通した傾向がみられた。また、問題解決学習の授 業の研究と、一般の授業の研究での数学的な考え方のとらえ方とでは、異なるとらえ方をする 傾向があることがわかった。平成10年告示の学習指導要領以降では数学的な考え方が復活して おり、現代化の影響を除いた本来の一般的、普遍的なものとしてとらえられるようになったと 考えられる。}, pages = {239--249}, title = {「数学的な考え方」の概念のとらえ方への算数・数学教育現代化思想の影響 : 片桐重男の研究を基礎とする分析}, year = {2020} }