@article{oai:nagoya-wu.repo.nii.ac.jp:00004391, author = {榊原, 剛}, issue = {68}, journal = {名古屋女子大学紀要, Journal of Nagoya Women's University}, month = {Mar}, note = {本稿では、わが国における社会保障としての保育施策のあり方について、幼児教育・保育無 償化とコロナ禍の視点から検討し、社会保障として保育施策をどのように位置づけることが妥 当なのかを整理し、取り組むべき課題と施策の整備における要点を示した。幼児教育・保育無 償化によって子育て世帯の女性の就業率引き上げが実現すれば、社会保障の支え手確保として 一定のインパクトをもたらす可能性があると考えられるが、これを実現可能なものとしていく ためには完全型の待機児童対策への着手と、若年親世代の雇用状況の改善という課題も残され ている。また、コロナ禍における保育現場の状況としては、保育のエッセンシャル・ワークと しての位置づけと、「公助」としての保育施策の位置づけが際立ち、新自由主義的政策による 公助の後退と規制緩和による保育の市場化の促進に抵抗していたことが、コロナ禍における社 会保障としての保育施策を崩壊せずにとどまらせた。保育施策の整備においては、改めて公助 と共助・自助のバランスを再検討する必要がある。}, pages = {89--100}, title = {社会保障としての保育施策のあり方 : 幼児教育・保育無償化とコロナ禍の視点から}, year = {2022} }