@article{oai:nagoya-wu.repo.nii.ac.jp:00004411, author = {前田, 舞子}, issue = {69}, journal = {名古屋女子大学紀要, Journal of Nagoya Women's University}, month = {Mar}, note = {本稿の目的は、幼保小連携・接続に関する研究を対象として、小学校教員と保育者という専 門職を比較する視点を含みつつ、保育者の専門性の一端を探究することである。そこで、保育 者の専門性の内実を検討する試みの1つとして、幼保小連携・接続に対応する保育者の力量や 意識に関する研究に焦点を当てた。それらの研究を、①いわゆる「小1プロブレム」に焦点を 当てた研究と、②保育者と小学校教員それぞれの意識や価値観に焦点を当てた研究に分類し、 専門性の観点から検討を行った。その結果①からは、保育者が自らの教育・保育観を自覚する ことの必要性が示された。文化的差異の大きな小学校と幼稚園・保育所とを橋渡しするために は、保育者が「子ども理解」や「学び」の捉え方に関する前提を自覚し、その上で、「学びの 連続性」を意識した連携のための情報共有や意見交換が進められるべきである。また②からは、 保育者と小学校教員とが互いの教育・保育観などの価値観の差異を理解し合い、その意識の差 を埋めることが重要であることが示された。その実現のためには、単なる「交流」や「引き継 ぎ」を超えた、教育・保育観の根本に迫るような取り組みが必要となるだろう。}, pages = {161--170}, title = {保育者の専門性に関する一考察 : 幼保小連携・接続をめぐる議論から}, year = {2023} }