@article{oai:nagoya-wu.repo.nii.ac.jp:00000678, author = {栃原, きみえ and 斉藤, 一枝 and 坂倉, 園江 and 菊山, 弘子 and 原, 淑子 and トチハラ and サイトウ and サカクラ and キクヤマ and ハラ}, journal = {名古屋女子大学紀要, Journal of the Nagoya Women's College}, month = {Mar}, note = {P(論文), "スカート製作の場合の脇縫い目線は人体の側面からみた脇線傾斜角度に添うように補正をするが,そのときウエストのベルト付け位置の前後のくり寸法は着用者の腹部および腰部周辺の体型によって変化する例が非常に多い.従ってその要因を明らかにするために今回はまず腰部周辺の角度とウエストくり寸法との相関関係について検討したが,次のような結果を得たので""図12""のようにまとめてみた.""図12""は人体の腰部周辺の角度について7項目をとりあげ,13組の相関関係について検討した結果とスカート補正後の前後のくり寸法と,各角度との相関関係を39組について点グラフによって検討した結果の一覧図であるが,○印の7組のみが相関関係がみられ,あとの45組は相関はみられなかった.脇線傾斜角度と殿部最突部角度,脇線傾斜角度と補正後のウエストくり寸法b,更に脇線傾斜角度と製図(補正前)のくり寸法が補正によって変化した寸法c,との3組はそれぞれ相関関係にあることがわかった.脇線傾斜角度が大の者は殿部の角度も大の傾向がみられ,脇線傾斜角度が大の者は後ウエストくり寸法も多くなる傾向がある.なお補正される場合の後ウエストくり寸法の変化についても脇線傾斜角度の大小に影響されて変化することがわかった.従ってスカートを製作する場合に脇線傾斜角度は無視出来ないことであり,角度が大の人は作図の時点において後ウエストくり寸法を多くしなけれはならないということであるが,その他の要因も関係するので別の角度からの研究も必要になってくると思われる.後ウエストの角度と補正後の後ウエストくり寸法b,同じく後ウエストの角度と製図の場合の後ウエストくり寸法が補正により変化した寸法cとの2組もそれそれ相関がみられた.後ウエストの角度が大の者は後ウエストくり寸法も大になる傾向がみられる.従ってその角度の大小に応じて後ウエストくり寸法の設定をしないとスカートの脇縫い目線か脇線傾斜に添うことなく前方あるいは後方に下垂することになる.脇の角度と前ウエストくり寸法(c),脇の角度と後ウエストくり寸法(c)との2組も相関関係にあることがわかった.脇の角度が大になるほど製図における(補正前)前ウエストくり寸法も後ウエストくり寸法も補正によって下(脇を基点する直角線より下)の方向にくり下げられる寸法が大になる傾向がみられる.このことは製図(試案)における脇の高さとウエストくり寸法の位置の関係は床面からの鉛直距離によるもの(体型図)であるが,スカートを着用した場合には腰部における外側・腸骨稜点や皮下脂肪によって影響され曲線に変って長さの寸法が大になる.従ってウエストくり寸法は補正前の寸法に対して当然多くなることはうなずける結果である.以上のように身体の下半身の角度のそれぞれの相関と前後のウエストくり寸法との関係がややあきらかになったが,ウエストくり寸法の変化の要因は角度のみではなく,それ以上に関係があると考えられる腹部や腰部周辺の皮下脂肪の間題の検討が残されている.今回の角度の検討で相関がないと判定したものの中にも皮下脂肪の間題などを併せて検討すれば,新しい研究結果が得られるのではないかと考える.次の研究は人体の腹部・腰部の横断面を把握することにより,さらにこの研究を進めたいと考えている.終りに本研究に御協力下さった本学服飾コースの学生に深く感謝する."}, pages = {19--29}, title = {女子の体型とスカートに関する研究(第3報)}, volume = {14}, year = {1968} }