@article{oai:nagoya-wu.repo.nii.ac.jp:00000704, author = {鈴木, 妃佐子 and 仲, 美恵子 and 熊沢, 昭子 and 北川, 公子 and 鵜飼, 美恵子 and スズキ and ナカ and クマザワ and キタガワ}, journal = {名古屋女子大学紀要, Journal of the Nagoya Women's College}, month = {Mar}, note = {P(論文), "私どもは,昭和41年度より飛騨川流域地方の食生活調査を行なってきたが,その中で,飛騨の特徴ある食物として,すしがあげられた.そのすしについて,調理手法上,および食物文化史的な面から検討を試みた.分布の上からは飛騨川上流域および宮川流域地方には,「大根(だいこ)すし」,飛騨川中流域の益田郡および加茂郡の一部では「ほう葉すし」ならびに「大根(だいこ)すし」,飛騨川から木曽川に合流する地点である加茂郡および美濃加茂市では「みょかうすし」の分布がみられた.「大根(だいこ)すし」は,こうじを用いた「生(なま)なれすし」で,寒冷地方に多く,このことは,飛騨川上流域および皆川流域は,気温が低いことと,よく一致している.「ほう葉すし」「みょうがすし」は,「ほう」の青葉や「みょうが」の葉で,すし飯と具を包み,生なれの手法をいくらか残したところの「はやすし」である.そのいずれも,手近な自然の材判である植物の葉を用し,その香りと色どりを利用しで,すしの味わいを一段と深めているところの優れた郷土料理といえよう.このような雅趣あるすしが,飛騨川中流域地方に多く,上流域地方に殆んどみられないのは,高山を中心とする地方が,地勢上,交通上,閉鎖的であったため,独自の文化を保ちつづけたのに対し,中流域地方では,交通上,文化的な影響を受け易く,変化して行ったものと考えられる."}, pages = {93--100}, title = {飛騨川流域地方における食生活調査(第IV報) : すしの食物文化史的研究}, volume = {15}, year = {1969} }