@article{oai:nagoya-wu.repo.nii.ac.jp:00000708, author = {加藤, 恵子 and 小島, 十九子 and 後藤, 喜恵 and 豊田, 幸子 and 早坂, 美代子 and 古川, 智恵子 and カトウ and コジマ and ゴトウ and トヨダ and ハヤサカ and フルカワ}, journal = {名古屋女子大学紀要, Journal of the Nagoya Women's College}, month = {Mar}, note = {P(論文), "1 自製作,注文,既製服の割合のうち既製服利用者が最も多いが,服種別ではワンピースツーピースにおいて注文が多い.2 既製服の購入場所は百貨店,専門店,洋品店のうちで,百貨店が最も多い.3 既製服の柄では無地,プリント,縞ののうち無地が最も多く,そのなかでもブルー,白が最も好まれている.4 材質では化繊が多く,又寝衣では木綿が多くみられた.5 機能面で最も問題点となるのはウエスト,ヒップなどが合わないと答えたサイズを重視するスカート,スラックス等である.ブラウス,ワンピース,ツーピース等では袖刳がきゅうくつ,肩巾が広い等が多くあげられた.6 縫製面での問題点は各服種とも付属品がとれ易い,こわれやすい,縫い目が粗い,縫目がほつれる,縫代が少ない,穴かがりがほつれ易い等であった.7 既製服購入時の学生の態度は寝衣においては,材質にポイントをしぼり,スカート,スラックス等ではサイズを顕著に重視している適切な購入態度がみられた.8 価格においては夏の家庭着をのぞく他の全ての服種において,学生の経済的意識がきわめて低かった.以上の結果から学生の衣生活における既製服の利用度がきわめて高いことが把握出来たが,その問題点である機能面では衣服サイズの種類が少なくその表示において,大・中・小,L・M・S,号数などの違いはあるが,我が国ではまだ段階が少ない上に,これらのサイズの増減が各々同比率となっている.この中で適当と思われるものを一種選んでもそれぞれ,身体の各部のプロポーションが違っているため適切なフイットが得られず,満足出来ないものと考えられる.又縫製面では特に服種別に大差はみられないが,全体の服種を通して,特に縫い目があらい,各部分とも縫いしろが少ない,縫い目がほつれる,付属品がとれやすい,こわれやすい等の理由が目立つ.これらは既製服メーカーが利潤を上げるため,縫製面では特に,縫いしろの節約,付属品等は品質の低下,付け方の乱雑さが目立つ.又縫い目がほつれるなどの理由は,縫いしろが少ない上,サイズの不適当,材質の不適当,及び運動量の不足,着方などにも問題点があると思われる.したがって消費者の立場から,今後の既製服業界に要望することは,豊富なサイズ段階に加えて,平面サイズだけでなく,体型別,立体的なカッティングをも含んだサイズ表示である.又学生の既製服購入態度は,比較的合理性に富み,常識的に選別していると見られるが,全ての服種において,学生の購入時の経済的意識が極めて低く現われている.これは,親の経済に全てを依存しているせいであると考察されるので,この点において今後の洋裁教育の中て経済的感覚を認識させると共に,機能面,縫製面においての問題点を更に堀り下げて補正箇所,補正方法等を検討したい.本研究にあたり調査にご協力いただいた本学々生に,あつく御礼申し上げます."}, pages = {1--11}, title = {女子大生の衣生活にしめる既製服の利用度の一考察(第1報)}, volume = {16}, year = {1970} }