@article{oai:nagoya-wu.repo.nii.ac.jp:00000774, author = {青木, 稔 and 大口, キミヨ and アオキ, ミノル and オオクチ, キミヨ}, journal = {名古屋女子大学紀要, Journal of the Nagoya Women's College}, month = {Apr}, note = {P(論文), "鉄媒染での黒染めに利用するタンニン植物として,手近かに入手できるハンノキ属植物の球果を取り上げ,1年間を通し採取時期によってその球果に含まれるタンニン量がどのように推移するかを定量・調査するとともに,染色実験を行なってその染め上り効果を検討し,次のような結果を得た.1)試料としたハンノキ属植物のオオバヤシャブシ・ヤマハンレキ・ハンノキ・ヒメヤシャブシの球果において,前2者の方がタンニン含有量が多く,タンニン染めの植物染料として市販されているものに匹敵する含有量を有し充分利用価値のあることが認められた.2)タンニン量の多い球果を使って染めたものほど濃い黒色が得られ,その反射率と球果におけるタンニン量とはほぼ反比例の関係にあることが判明した.3)いずれの球果でも,8月を中心とする盛夏にタンニン含有量が最高となっているので,この時期に採取するのが望ましい.稿を終るに当り,終始植物学上のご指導を賜わりました本学南川幸教授ならびに1年間毎月の試料採取に格別のご使宜ご援助を賜わりました東京大学瀬戸演習林と名古屋市東山総合公園植物園とに厚く御礼申し上げます.なおまた,本研究に多大の協力をいただいた本学繊維科学研究室の学生諸君に深謝致します.(昭和46年10月16日,第23回日本家政学会総会において一部を発表)"}, pages = {177--184}, title = {ハンノキ属植物の球果におけるタンニン量の季節的変化とその染色効果}, volume = {18}, year = {1972} }