@article{oai:nagoya-wu.repo.nii.ac.jp:00000866, author = {青木, 稔 and 野口, 博子 and アオキ, ミノル and ノグチ, ヒロコ}, journal = {名古屋女子大学紀要, Journal of the Nagoya Women's College}, month = {Mar}, note = {P(論文), "わが国においては,第2次大戦後人口の激増・高度経済成長にともなって水資源の確保と水質保全が大きな社会問題となっており,ことに家庭よりの下水と産業廃水による河川の汚染が急速にひろがり,われわれの生活に直接影響する問題となっている。名古屋市民200万人の水道のもとてある木曽川も例外ではない。日本アルプスの嶺に岩間もるしずくを集めて流れ,わが国屈指の清流であるべき木曽川も近年汚染が目立ってきたといわれている。大正3年の秋に給水を開始した名古屋の上水道は,昭和49年で満60年の歴史を持つものとなって,今や1日の給水能力が130万m^3を上まわる大規模なものとなった。筆者らは,この意義ある機会に名古屋市水道の60年にわたる拡張・充実のあとを振り返り,市民の「いのちの水」であった水道水の水質の推移を調べ,さらに水源である木曽川の現在の水質を調査測定するとともに,60年間にその水質がどのように変わってきたかを検討したが,得られた結果を綜合すると,木曽川の水も昭和30年代後半から40年代初頭にかけて徐々に汚染が進み,その後は汚染が進行していないようであるが,昔から全国的にみてもうまい水といわれてきた名古屋の水道も半世紀の間にだいぶん汚れ,まずくなったことは否めない事実である。名古屋市は各関係機関の協力をも得て,木曽川の水質の改善と安全確保に努めているが,木曽川の水が1日も早く汚れを減じて明治の頃の清流となり,安心しておいしく飲める名古屋の水道になることを切望するものである。"}, pages = {195--207}, title = {名古屋市水道と木曽川の水質}, volume = {21}, year = {1975} }