@article{oai:nagoya-wu.repo.nii.ac.jp:00000947, author = {桜井, 淑子 and 加藤, 美紀子 and サクライ, ヨシコ and カトウ, ミキコ}, journal = {名古屋女子大学紀要, Journal of the Nagoya Women's College}, month = {Mar}, note = {P(論文), "1)調査 家庭における炊飯器の使用実態および自動炊飯器の利用状況を知りたいと考え,アンケート調査を行った.その結果,自動炊飯器を使用しているものは全体の95%を占め,そのうちガスは56.3%,電気は30.8%とガスは電気の2倍近い数が使用されていた.家族数が多かったり,1日1回炊飯のため1回の炊飯量の多い家庭ではガスが多い.炊飯器は1.8l~2l炊きのものが最も多く,1回炊飯量は500~900 g が多かった.1日1回だけの炊飯の家庭が多く,朝食時炊飯が多い.自動炊飯器に対しては飯が美味であり,器具は便利であるとの評が多く,ジャー式炊飯器の利用度は低かった. 2)実験 ガス,電気それぞれ2種の自動炊飯器と対象鍋としての文化鍋1種,計5種の炊飯器によって炊飯実験を行い,その機能性について検討した.所要時間についてはガスは電気の約1/2であるが1回の炊飯に要する費用は大差はない.ガスは電気に比して火力が強く早く沸騰点に達し,また対流作用も活発で均等に加熱されるため煮崩れも少なく飯の味もよい.しかし少量炊飯の場合は火力を調節して時間を長めにしないと飯が硬くなる.文化鍋に比し,自動炊飯器,特に保温装置のあるものは保温上有利である.底面は文化鍋を除きいずれもわずかの焦げがみられた.保温後の飯の変化も官能的にはほとんどない.官能テストの結果はガス炊飯器による飯が一般に好評であったが有意の差はみられなかった.飯色測定の結果はガス炊飯は黒味を帯びて透明感があり,電気炊飯は明るく白い.以上のように文化鍋に比して,自動炊飯器は技術的に困難とされている炊飯調理が自動的に行われ,しかも比較的美味な飯が得られるのみならず,保温装置があれば飯は冷めにくいなど,家事労働の省力化からもよい器具といえる.特にガス自動炊飯器は火力が強く,加熱作用も合理的であり,所要時間も短い上,飯の味がよいなど良好な結果が得られたが,タイマー利用のためには電気自動炊飯器が便利である."}, pages = {135--145}, title = {家庭用自動炊飯器の機能性について}, volume = {24}, year = {1978} }