@article{oai:nagoya-wu.repo.nii.ac.jp:00000988, author = {栃原, きみえ and 斎藤, 一枝 and 壁谷, 久代 and 畠山, 妃美子 and トチハラ and サイトウ and カベヤ and ハタケヤマ}, journal = {名古屋女子大学紀要, Journal of the Nagoya Women's College}, month = {Mar}, note = {P(論文), "人の個性と被服との適合関係を知るための基礎研究として顔の形態的因子の中で先ず眉及び眼を取りあげ,個性との関係について官能検査を行なった.1.眉の官能値 本学短期大学生222名の眉長,眉幅を計測し,標準偏差を用いて類型化を試み,その中から大,中,小を含む5種類の眉を選び,眉角度は平均値の0.80°とし,眉の明度の3種類を組み合わせた15種類の試料を作成した.また上り眉と下り眉を6種類,への字眉と三日月眉を6種類,合計27種類を官能検査の試料とした.検査者は本学短期大学部服飾専攻の学生107名とし,評価の方法はSD法を用い,両極性評定尺度は最も強いから最も弱いまでの7段階とした.検査の結果を数値化して平均官能値を求めたところ,眉長,眉幅ともに大の眉は強いと感じ,逆に両者ともに小の眉は弱いと感じた者が多かった.なお眉角度が小の下り眉より眉角度が大の上り眉の方が強く,また三日月眉よりへの字眉の方が,高明度より低明度の眉の方が強く感じるという結果であった.2.眼の官能値 眼裂長と眼間大径による類型化の中から大,中,小の3種類の眼を選び,眼角度の大,中,小を組み合わせて9種類とし,更に黒眼面積比の大,中,小を組み合わせて27種類とした.また三白眼と普通の眼をおのおの組み合わせて合計54種類の試料を作成した.以上の試料を用いて官能検査を行なったがその結果,強いという傾向を示したのは角度が大の上り眼の場合であり,一方弱いという傾向を示したのはマイナスの角度を持つ下り眼の場合であった.また三白眼と普通の眼を比較した場合には,三白眼の方が強いという結果であった.3.官能値の重回帰係数 眉及び眼の各形態的因子が,官能値にどの程度影響したかを比較検討するために重回帰分析によって数量化を試み,回帰係数及び標準化回帰係数を求めたが,眉の場合に最も大であったのは眉角度の0.704,眼の場合に大であったのは眼角度の0.898であり,強い弱いの感じ方の度合いを表わす官能値に大きく影響していることが認められた.次いで眉幅,眉長,眉の明度の順であった.なお眼裂長,眼開大径,及び黒眼面積比,黒眼径の比は官能値への影響は小の傾向が認められた.以上眉及び眼の官能検査の結果について報告したが,顔の形態的因子には,鼻,口,及び顔の外郭線などの形態があり,また皮膚の色も無視することはできない.今後はこれらについて段階を追って検討を進めたいと考えている.なお顔の形態的個性についてある程度の手がかりを得ることができたら,次に被服の着装効果との関係についての研究へと発展させたいと考えている.終わりに本研究に被験者として協力して下さった服飾専攻の学生に謝意を表します."}, pages = {11--23}, title = {被服の着装効果と顔の形態的因子との関係についての研究(第2報)}, volume = {26}, year = {1980} }